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財布の紐は誰が?

【財布の紐は誰が?】


日本ではお財布の紐は奥さんが握り、
だんな様はおこずかい制というのが一般的みたいです。

しかしアメリカでは夫婦の
どちらかが財布を握るという
感覚はあまりないと思う。

共働きの場合でも専業主婦でも
両方が同じ口座のカードを持ち、
必要な時にお互いが使う。

現金をおこずかいとして渡すというのは滅多に聞かないから
どちらが財布の紐を握るというもないと思う。
どちらが請求書の管理をするかの決まりがあるくらい。

それにアメリカでは現金を持ち歩く習慣がない。
ATMでお金を下ろすとき人々は一度に
20ドル~60ドルをおろすのが一般的。
それくらいの現金しか財布には入れない。

強盗にあったら困るから?

それも土地によってはあるかもしれないけど、
こちらは何でもカードで払えてしまうから
現金は必要ない。

日本で300円の買い物にカードを
出すなんて滅多な事では
しないと思うけど、アメリカは平気。

私は5ドル以上だとすべてカードで払う。
カードと言ってもクレジットカードではない。
銀行のキャッシュカードで預金の分だけ払うやつ。
日本でも普及しつつあるそうだ。

現金は現金しか使えないファーストフード系に
行く時のために取っておく。

家の財布の紐は誰も握っていないという事になるけど、
お金の事では滅多に喧嘩にはならない。

多分どちらも財布の紐は自分が握っていると
思い込んでいるので
無駄使いは出来ないからではないだろうか?

だんだん預金が減ってくると
責任のなすり付け合いはまぬがれないけど。

夫婦喧嘩の原因はお金の事より
誰がごみを出しに行くのか洗濯をするのかで喧嘩になる。
これはアメリカ人夫婦全般がそのよう。

アメリカ人の離婚の原因はほとんどが性格の不一致。
喧嘩の原因になるのは浮気でもなんでもない、
家事は誰がするか、
昨日のごみが出してないのはなんでだ!
みたいな事だ。

日本一般の家事は奥さんがする、
だんなはお手伝いをするだけ
という感覚はあまりない。

そうここは男女平等の国、
というか男が損する国。(だと思う)

しかしアメリカ人の男性の中にも日本人の奥様と結婚して、
いろいろ身の回りの世話を焼いてもらう事に憧れる人も多い。

“芸者”と言う日本語はアメリカ人は結構知っている。
古い日本映画を見てそういう感覚(間違った?)
がついている。

家のだんなもそれに騙された一人と言えよう。

在米8年、顔は日本人でも中身はすっかり
アメリカ人女性になってしまった私。

8年前は英語で喧嘩に勝つなんてとんでもなく、
言いたいことの半分しか言わなかったあの大和撫子、

あのけなげな日本人女性の妻は
一体どこへ行ってしまったんだぁーと
思ってるに違いない…

かわいそう。(--;)

だってここでは強くならないと生きていけないんだもん。

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